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:: works:: Y.house 第9回TEPCO快適住宅コンテスト 佳作
逗子の敷地の深い森は自然豊かな環境であると共に、相当に力強く圧倒的な森です。
この深く圧倒的な森と対峙し、更に生活に取り込むためには森との距離が重要な要素であり、また、周囲との円滑な関係にも生活の中の距離が重要です。
今回、我々はこの深い森を取り込みつつ、周囲との関係を円滑にするために様々な距離と関係を建築化することを目論みました。
森から延長する木々のような57mm×120mmの赤松の柱の密集体(約560本)により周囲との距離・関係を調整します。
ちょうどログハウスを縦にしたような格好です。
@57から@1820の柱の密度により開口が0mmから1763mmまで調整され、その幅は壁的な機能からFIX窓、換気窓、出入り口、外部の間口へと緩やかに連続していきます。
柱や壁、開口という分割はなくなり、単純に密度が表出し、それは森の木々と呼応します。
住環境が森に対して距離を取りつつ開き、周囲に寄り添いつつ距離を保つことで三者の一体的な環境形成が可能となり、林の中を散策するように生活が営まれます。
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